2010年12月12日日曜日

おおそうじ

師走に入り、ただいま部屋の大掃除中。

長年たまりにたまった毒素を搾り出すような、デトックス作戦が進行中です。


そうしたら、出るわ出るわ、読みもしないのに大量にしまってあった本の山。
取っておいてもしょうがない書類の山。
着ることもない服の山。
当時は
「取っておいたら使うかも」とか、
「いずれ読むかも」とか
「思い出が詰まってる」とか
いろいろな理由でとりあえず保管していたんでしょうね。

今となっては、無用の長物。

この際思い切りよく処分することにしました。
売れそうな、状態のよいものは古本屋や古物店へもって行く予定。
それ以外は今年中に廃品回収に出してしまおう!

細かい整理は後回しで、とりあえず不要のモノを出す!
こうしたザックリ仕分けが、なかなか快感です。
スペースが空いていくのも気持ちいい。

これで作業スペースがドーンと広くなったら、仕事もはかどるでしょうか?



…それでも捨てられないモノってあるんですけどね。

特にこんな仕事をしていると、様々な資料用に写真集や雑誌などが必要で、
普段読むわけではないけれど手元に置いてあったりします。
今ではネットでも調べられるのですが、画面やプリントではダメな場合もあって。

いろいろ事情はあるけれど、ともかく仕分け第一弾、張り切ってまいります!

2010年11月17日水曜日

すごい文房具!!!

という本を買いました。

最近はほとんど雑誌類は買わないんですが、コンビニでタイトルに惹かれてちょっと手に取ったら、もう買わずにはいられなくなってしまいまして。

この本、最新の技術が使われた優れものの道具から、何の役にも立たない工夫がなされたおバカグッズまで、数々の文房具が紹介されています。気になる(ほしい!)ものがザックザク!


たとえば……

◆便利系
ノックするたびに芯が回転して、常に先がとがって細い線が書けるシャープペンシル
空気圧でインクを押し出すので、上向きに書けるペン
芯が出る長さを調節できるシャープペンシル(盲点!)
ギザギザじゃなく、直線に切れるテープカッター
白い目盛りがついていて、黒い髪でも使える透明定規
A4の紙がワンアクションで切れる、ロングなはさみ(これはすごい!)
特殊な素材を使い、ガムテープなどの粘着物がくっつかないはさみ
定規の下にマットが付属している、カッターマット要らずの定規
コーヒーをこぼしても大丈夫! 耐水性の全天候型手帳

◆迷アイディア系
お気に入りの色を組み合わせ自由な、カスタム4色ボールペン
親指につけて本を持つと、開いたままで片手で読めるようになる固定具
ブレスレットにして手首に巻いておけるUSBメモリ
木製のキーボード(フル木ーボードだって)
漫画のフキダシ形の付せん
名門バカ田大学公式ノート(校歌つき)
古代エジプトの文字、ヒエログリフが書ける型抜き定規(暗号作成に!)
ブロックがいくつもくっついたような形で、角が28もある消しゴム


……文字では伝わらないかなあ。

ほかに、消しゴムの消し比べとか、ノートや修正液の歴史を「カノッサの屈辱」的に遊び心いっぱいに紹介した記事や、文房具の愛好家がこれぞというアイテムを紹介するコラムなどが充実。なかなか読み応えがありました。

そもそも本屋と画材屋、文房具屋は僕にとってはパラダイス!
見ているだけで2時間くらい楽しめます。
ちょっとしたアイディアで、驚くようなアイテムが生まれているんですねー。


さっそく文房具屋へGO!!

2010年11月8日月曜日

似顔絵その後

前回は、その場で描いた鉛筆のラフをそのまま載せてみました。今度はその鉛筆ラフからイメージを練り直して、筆で線を描きなおして色をつけてみたものです(サックスのみ)。

線画は件のお店で筆ペンで手描き。
その紙を持ち帰って、パソコンに取り込み、Photoshopで彩色しました。

若干表情(目のあたり)とか、髪の量が前と変わっているのは、今度は本人がいる前で描けたことが大きいですね、たぶん。

もしかしたら、人によってはラフのほうが似ていた!なんて評価もあるかもしれないのが難しいところです。


本人を目の前にして似顔絵を描く機会は多いのですが、たいていは本人は似ていることを認めたがりません。周りの人はおもしろがって好評価のことが多いのですが。ちょっとデフォルメしすぎるからでしょうかね?
逆にサービスしていい男・いい女にすると、本人は喜んでくれますが、今度は周りから「よすぎる!」との声が。
まあそのへんのやりとりも、似顔絵の楽しみの一つなんですね~。



もうひとつ、同じお店に来ていた常連のお客さんを描いてみたので、これもおまけで載せてみます。
こちらは線だけでなく、色もその場で紙に塗りました。

……なんだか昭和のお酒のCMキャラクターみたいな雰囲気になりました。

2010年10月29日金曜日

似顔絵の途中

ここ7~8年、クーペ&Shifoというユニットのサポートをしています。

先日そのクーペさんからバンドメンバーの似顔絵描いてみろ、と言われて、早速その場(ライブバー)でそのへんの紙と鉛筆で書くことになりました。

このメンバーは、聖蹟桜ヶ丘のライブバー〔Stand By Me〕に集まったジャズ系のミュージシャンたち。みんな20代にして、もうバリバリそれを仕事にしているプロばかりです。知り合って半年くらいかなあ。
音楽に対する情熱をバシバシ感じて刺激をもらっています。




さて絵の方はというと、本人がいないし、写真もないし(まあPCの中を探せば
見つかったんだけど)、今回は自分の記憶だけを頼りにイメージをひねり出して
描くことにしました。

まずはドラム→カマキリという指定があったので、こんな感じに。

せっかくだから動物シリーズにしちゃおうということで、それぞれライオン、狸、
河童になりました。あ、河童はたまたま隣にいた人から「河童は?」とアイディア
いただいた結果です。



その場で何の準備もなく描いたのと、鉛筆のみで消しゴム使わなかったので、
この段階ではまだまだ線が整理されてません。楽器のフォルムとかかなり
いいかげんで、ラフ、という感じ。
せっかくなので、これを元に線を描き直して、彩色もしてみようと思います。
完成したらまたアップします。

本人を知らないとわからないでしょうけれど、それぞれなかなかハマって
くれたようで、周囲にはおおむね好評でした。知らぬは本人ばかりなり!
まあ気の知れた仲間たちだし、ちょっと毒が混ざった方が面白くなるので、
このままでいきましょう。

2010年10月14日木曜日

祝・初注文!


鶴亀堂オープンからそろそろ2ヶ月?
ようやく注文いただき、制作しました!

音楽関係の知り合いの人なのですが、ロックが好きな方へのプレゼント用に
ということで、サンプルから「黒薔薇」をチョイス! ご自分で選んで購入した
ショルダーポーチを送ってもらって、ペイントしました。
一緒に別の柄と、サンプル品(といってもちゃんとした商品ですよ)だった和雲柄の
こちらもショルダーバッグをお買い上げ!



とにかく嬉しいことです。

まずここに立ち止まって見てもらえること、
(フリマなどでは)手にとってもらえることが第一。
そして買って(注文して)もらえること。お店としては
これを目指すのですが、でももう一歩、それを
買った人が気に入って使ってくれること!
これが最終目標なんですね。

特に衣料や雑貨は、飾るものではないし、使って
もらえなければ何にもならない。

プレゼントとして彼らが嫁入りした先で、何度も使ってもらえることを祈りたいと思います!
ありがとうございました。

2010年9月28日火曜日

点取り占い


これ、昔から好きだったんです。 今でもみつけたら即、買い続けています。

何が好きかといえば……

無茶な改行と間(ま)。
昭和テイストのヘナヘナなイラスト。
突然意味もなく全肯定・全否定されるスリル。
どんな結果でも笑える幸せ感。




商品の裏面には、これを使った遊び方(2人用も)が書かれているんですが、そんな遊び
一度だってしたことない!

あ、いえ。お気になさらず
もはや、占いとは言えないナンセンスな一言ギャグの世界を堪能するだけ。引くたびにどんな突拍子もないことを言われるのか、それだけを楽しみにワクワクしています。

内容は千差万別。
助言型(「お掃除は丁寧にしましょう」)、質問型(「君に物を預けても大丈夫ですか」)、禁止型(「ひとのまねをするな」)、ナンセンス型(「不景気な顔をしているね」)、などいろいろなパターンがあって、でも本来の「占い」的なものは意外と少ないのがミソ。



→いつもにこにこしているのは素晴らしいことだし、9点ももらって嬉しいんですが。

そんなことよりも、こう言われても、だから何、という困惑と、偶然から生まれたであろうこのデザインセンスに出会えたことそのものが嬉しいじゃないですか。
2行目なんて「こにこし」ですよ!



←かんじんなことって? なんだっけ?

というのはどうでもよくて、全部ひらがなで読みにくいとか、イラストを描きようがなかったんだろうなあ、なんて想像するのが楽しい!
本末転倒な楽しみ方ではありますが。



全部で何パターンあるんだろう?
コレクターが研究・紹介しているサイトもあるようですが、先にいろいろ見てしまうと、引く時の
楽しみが減ってしまうので、なるべく見ないようにしています。


全国の駄菓子などの取扱店で、まだまだ現役で発売中。
ぜひ探してみてください。

やったー! 今日はホームランだね!

2010年9月15日水曜日

ファンタジー好き


自分、妖怪以上に好きなテーマが、西洋の
騎士物語とファンタジーです。


いつからなんだろうなあ。

少年の頃はさほど読んだりしていなかった
のだけど、おそらく本格的にハマり出した
きっかけは、栗本薫の「グイン・サーガ」
シリーズとの出会いからでしょう。

豹頭の戦士の活躍と、おどろおどろしい
怪異や魔法という世界にのめりこみ、その後
「指輪物語(トールキン)」、アーサー王と
円卓の騎士の物語、「ゲド戦記(ル・
グイン)」、「アリス(キャロル)」「果てしない
物語(エンデ)」など名作の数々をとにかく
読みあさりました。


ドラクエ(ファミコン版)との出会いも大きかった!
僕のゲームデビューは大学時代と遅いのですが、当時友人から、風邪の見舞いにと一式
もらったのをきっかけに見事にハマってしまい、以降の趣味の方向をかなり変えることに
なります。

そのうちに、小説やゲームだけでなく、神話、騎士、魔法、天使、悪魔、妖精といった、
ファンタジーに欠かせない要素の出自や歴史にも興味が移っていき、様々な画集や
研究本にも手を出します。
19世紀末のアールヌーボーや象徴派といわれる芸術のムーブメントに惹かれて
ミュシャやクリムトなどを好きになったのも、そんな趣味の果てのこと。

その趣味が仕事として初めて生かされたのが、旧アスキーで刊行していた「ログイン」
というPCゲーム雑誌のファンタジーコラム「Fantasy Academy」でした。
様々なファンタジー物語や神話伝承にでてくる妖精や魔法、武器などについて書かれた
文章にイラストをつけるというものでしたが、かなり自由に描かせてもらえたことで、
文章から自分なりにイメージして世界観を作り上げていくということのとてもいい修行に
なったと思います。













……まあその後の仕事についてや、読んだ本についていちいち触れていくと
とんでもない長さになってしまうので今日はこのへんで。

おそらく、いや確実にこの趣味は一生引きずっていくんだろうなあ。

もちろん鶴亀堂的にもこのテーマは追求していきます。
天使の羽とか髑髏とか、描いていて楽しいし!
これからもボチボチと、お気に入りのテーマなど紹介して行こうと思います。

2010年9月8日水曜日

百鬼夜行

京の街を夜な夜な奇妙な妖怪たちが練り歩く……

なんかワクワクしてくるなあ。
言ってみれば、平安時代のディ〇ニー・エレクトリカル・パレード?


『図説・百鬼夜行絵巻をよむ』(河出書房新社刊)読みました。

妖怪、大好きです。
妖怪といえば、水木しげる先生が大人気の昨今
ですが、もちろん先生の妖怪画集もすばらしい!
あの緻密さには本当に驚かされます。

でも古くからいろんな妖怪画が描かれてきていて、
特に室町時代に一大ブームがあり、多くの絵巻が
出回ったとか。
僕は中でも特に河鍋暁斎の妖怪画が好きで、気持ち
悪いんだけどどこか愛嬌がある妖怪たちには魅了
されてしまいます(下図 ↓ )。
水木先生はその最先端にいらっしゃるわけですね。

付喪神というのがいます。
「器物百年を経て、化して精霊を得てより、人の心をたぶらかす、これを
付喪神と号すと云えり」

長く使った道具に妖気が生まれて、妖怪に転じる、という言い伝え。
渋澤龍彦はこれをフェティシズムだ、と解釈してますが、確かにそうかも。
愛着と歳経たものへの尊崇と恐れから、人格(神格?)を与えてしまう。
そういう感覚って日本人(広くはアジア人)特有のものですね。

カマイタチとか九尾の狐とか、動物妖怪も好きですが、付喪神も面白い!
岡野玲子先生の「陰陽師」という漫画にも、琵琶の妖怪などがユーモラスに描かれています。


鶴亀堂としても、龍や髑髏だけでなく、今後日本や中国に伝わる妖怪たちを描いてみたい!
鬼もイイネ!

この本を読んで、改めてそんな気持ちにさせてもらいました。

2010年9月7日火曜日

【鶴亀堂】オープン!

ようやく、ようやくオープンの運びとなりました。

細かいことはいろいろまだあると思いますが、まずは見てもらうことの
方が大事! そんな心境です。


サイト名は【鶴亀堂】。


昨年いろいろなフリマに出店したときの屋号が
気に入ったので、そのまま使うことにしました。
オリジナルペイントの衣料・雑貨を中心に、
イラストレーターとしての活動内容を紹介しつつ、
ここから注文も受けられる、そんな位置づけの
サイトです。

何はともあれ、見てください!
(サイトからもこのブログにリンクしています)

http://sites.google.com/site/tsurukamedo2010/home



★ひとつご注意を
マッキントッシュのクラシック環境や、safariでの閲覧で、ページによって
画像などが大きくずれる可能性があるようです。ちょっと今の段階では
大工事しないと直せない状況なので、すみませんがしばらくはこのまま
オープンとさせていただきます!

他に不具合は……ないだろうなあ? 不安です。

もしよろしければ、いろいろ見ていただいて、感想ともどもご意見など
いただけたら幸いです。ついでに、メールのリンクからもメッセージ
いただけたらさらに感激。

さらに、気に入っていただけたらご注文もぜひ!

鶴亀堂を、これからよろしくお願いいたします!!!

2010年9月3日金曜日

なかなか難しい

いままで紙原稿からデータ作品までいろいろやってきましたが、大抵は取引先の
フォーマットがあるから(原稿料っていうやつ)、雑誌にしてもwebにしてもそれぞれの
相場で金額は決まってたんですね。

オリジナル衣料ペイントに関しては、一から自分で決めなくちゃならない。
果たして自分の作品、技術にどれほどの値段をつけていいものやら、基準が
無いから正直難しいです!
安いか高いかは人によって印象は違うでしょうから、あまり人頼みはできません。
あとは自分の中で、あまり高くはしたくないが安売りもしないほうがいい、そんな
バランスを取りながらの値付けが進行中です。


あと、どうやらMacのClassic環境で見ると、サンプルのリストが画面上でずれちゃう
みたいです。これは、たぶん改行して作った空白部分が、Macではかなり小さい
サイズに認識されているからなんじゃないかと。
サイトのレイアウトの種類が少ないので、今の並べ方だとどうしてもそうなって
しまうようです。かといって縦一列ではあまりに長くなっちゃうので……。

う~ん、Macの方には申しわけないんですが、当面この状態でスターさせて
いただきます。いずれまた改善策を見つけていきたいと思います。
まずはスタートすることが大事なので。


そんな感じで難題山積みですが、なんとか近日中にオープン目指してます!!

2010年9月2日木曜日

鶴亀堂オープン準備

こんにちは。
鶴亀堂店主、Tsurumixことつるみとしゆきです。

初ブログになります。
とりあえずgoogle内のテンプレートを借りて、軽い気持ちではじめたいと思います。
デザインやいろいろな設定についても、まだまだ右も左もわからない状態。
ま、そのうち慣れるでしょう。

ということで、作品倉庫兼、バーチャル店舗の『鶴亀堂』がオープンに向けて
着々と工事中です。
まだちょっとだけ調整する必要があるのですが、もうすぐ!
(6月中開店予定だったのに、もうすぐと言い続けてはや2ヶ月……)

9月頭には必ずオープンします!!
オープンの際には、何卒よろしくお願いいたします。