2010年9月28日火曜日

点取り占い


これ、昔から好きだったんです。 今でもみつけたら即、買い続けています。

何が好きかといえば……

無茶な改行と間(ま)。
昭和テイストのヘナヘナなイラスト。
突然意味もなく全肯定・全否定されるスリル。
どんな結果でも笑える幸せ感。




商品の裏面には、これを使った遊び方(2人用も)が書かれているんですが、そんな遊び
一度だってしたことない!

あ、いえ。お気になさらず
もはや、占いとは言えないナンセンスな一言ギャグの世界を堪能するだけ。引くたびにどんな突拍子もないことを言われるのか、それだけを楽しみにワクワクしています。

内容は千差万別。
助言型(「お掃除は丁寧にしましょう」)、質問型(「君に物を預けても大丈夫ですか」)、禁止型(「ひとのまねをするな」)、ナンセンス型(「不景気な顔をしているね」)、などいろいろなパターンがあって、でも本来の「占い」的なものは意外と少ないのがミソ。



→いつもにこにこしているのは素晴らしいことだし、9点ももらって嬉しいんですが。

そんなことよりも、こう言われても、だから何、という困惑と、偶然から生まれたであろうこのデザインセンスに出会えたことそのものが嬉しいじゃないですか。
2行目なんて「こにこし」ですよ!



←かんじんなことって? なんだっけ?

というのはどうでもよくて、全部ひらがなで読みにくいとか、イラストを描きようがなかったんだろうなあ、なんて想像するのが楽しい!
本末転倒な楽しみ方ではありますが。



全部で何パターンあるんだろう?
コレクターが研究・紹介しているサイトもあるようですが、先にいろいろ見てしまうと、引く時の
楽しみが減ってしまうので、なるべく見ないようにしています。


全国の駄菓子などの取扱店で、まだまだ現役で発売中。
ぜひ探してみてください。

やったー! 今日はホームランだね!

2010年9月15日水曜日

ファンタジー好き


自分、妖怪以上に好きなテーマが、西洋の
騎士物語とファンタジーです。


いつからなんだろうなあ。

少年の頃はさほど読んだりしていなかった
のだけど、おそらく本格的にハマり出した
きっかけは、栗本薫の「グイン・サーガ」
シリーズとの出会いからでしょう。

豹頭の戦士の活躍と、おどろおどろしい
怪異や魔法という世界にのめりこみ、その後
「指輪物語(トールキン)」、アーサー王と
円卓の騎士の物語、「ゲド戦記(ル・
グイン)」、「アリス(キャロル)」「果てしない
物語(エンデ)」など名作の数々をとにかく
読みあさりました。


ドラクエ(ファミコン版)との出会いも大きかった!
僕のゲームデビューは大学時代と遅いのですが、当時友人から、風邪の見舞いにと一式
もらったのをきっかけに見事にハマってしまい、以降の趣味の方向をかなり変えることに
なります。

そのうちに、小説やゲームだけでなく、神話、騎士、魔法、天使、悪魔、妖精といった、
ファンタジーに欠かせない要素の出自や歴史にも興味が移っていき、様々な画集や
研究本にも手を出します。
19世紀末のアールヌーボーや象徴派といわれる芸術のムーブメントに惹かれて
ミュシャやクリムトなどを好きになったのも、そんな趣味の果てのこと。

その趣味が仕事として初めて生かされたのが、旧アスキーで刊行していた「ログイン」
というPCゲーム雑誌のファンタジーコラム「Fantasy Academy」でした。
様々なファンタジー物語や神話伝承にでてくる妖精や魔法、武器などについて書かれた
文章にイラストをつけるというものでしたが、かなり自由に描かせてもらえたことで、
文章から自分なりにイメージして世界観を作り上げていくということのとてもいい修行に
なったと思います。













……まあその後の仕事についてや、読んだ本についていちいち触れていくと
とんでもない長さになってしまうので今日はこのへんで。

おそらく、いや確実にこの趣味は一生引きずっていくんだろうなあ。

もちろん鶴亀堂的にもこのテーマは追求していきます。
天使の羽とか髑髏とか、描いていて楽しいし!
これからもボチボチと、お気に入りのテーマなど紹介して行こうと思います。

2010年9月8日水曜日

百鬼夜行

京の街を夜な夜な奇妙な妖怪たちが練り歩く……

なんかワクワクしてくるなあ。
言ってみれば、平安時代のディ〇ニー・エレクトリカル・パレード?


『図説・百鬼夜行絵巻をよむ』(河出書房新社刊)読みました。

妖怪、大好きです。
妖怪といえば、水木しげる先生が大人気の昨今
ですが、もちろん先生の妖怪画集もすばらしい!
あの緻密さには本当に驚かされます。

でも古くからいろんな妖怪画が描かれてきていて、
特に室町時代に一大ブームがあり、多くの絵巻が
出回ったとか。
僕は中でも特に河鍋暁斎の妖怪画が好きで、気持ち
悪いんだけどどこか愛嬌がある妖怪たちには魅了
されてしまいます(下図 ↓ )。
水木先生はその最先端にいらっしゃるわけですね。

付喪神というのがいます。
「器物百年を経て、化して精霊を得てより、人の心をたぶらかす、これを
付喪神と号すと云えり」

長く使った道具に妖気が生まれて、妖怪に転じる、という言い伝え。
渋澤龍彦はこれをフェティシズムだ、と解釈してますが、確かにそうかも。
愛着と歳経たものへの尊崇と恐れから、人格(神格?)を与えてしまう。
そういう感覚って日本人(広くはアジア人)特有のものですね。

カマイタチとか九尾の狐とか、動物妖怪も好きですが、付喪神も面白い!
岡野玲子先生の「陰陽師」という漫画にも、琵琶の妖怪などがユーモラスに描かれています。


鶴亀堂としても、龍や髑髏だけでなく、今後日本や中国に伝わる妖怪たちを描いてみたい!
鬼もイイネ!

この本を読んで、改めてそんな気持ちにさせてもらいました。

2010年9月7日火曜日

【鶴亀堂】オープン!

ようやく、ようやくオープンの運びとなりました。

細かいことはいろいろまだあると思いますが、まずは見てもらうことの
方が大事! そんな心境です。


サイト名は【鶴亀堂】。


昨年いろいろなフリマに出店したときの屋号が
気に入ったので、そのまま使うことにしました。
オリジナルペイントの衣料・雑貨を中心に、
イラストレーターとしての活動内容を紹介しつつ、
ここから注文も受けられる、そんな位置づけの
サイトです。

何はともあれ、見てください!
(サイトからもこのブログにリンクしています)

http://sites.google.com/site/tsurukamedo2010/home



★ひとつご注意を
マッキントッシュのクラシック環境や、safariでの閲覧で、ページによって
画像などが大きくずれる可能性があるようです。ちょっと今の段階では
大工事しないと直せない状況なので、すみませんがしばらくはこのまま
オープンとさせていただきます!

他に不具合は……ないだろうなあ? 不安です。

もしよろしければ、いろいろ見ていただいて、感想ともどもご意見など
いただけたら幸いです。ついでに、メールのリンクからもメッセージ
いただけたらさらに感激。

さらに、気に入っていただけたらご注文もぜひ!

鶴亀堂を、これからよろしくお願いいたします!!!

2010年9月3日金曜日

なかなか難しい

いままで紙原稿からデータ作品までいろいろやってきましたが、大抵は取引先の
フォーマットがあるから(原稿料っていうやつ)、雑誌にしてもwebにしてもそれぞれの
相場で金額は決まってたんですね。

オリジナル衣料ペイントに関しては、一から自分で決めなくちゃならない。
果たして自分の作品、技術にどれほどの値段をつけていいものやら、基準が
無いから正直難しいです!
安いか高いかは人によって印象は違うでしょうから、あまり人頼みはできません。
あとは自分の中で、あまり高くはしたくないが安売りもしないほうがいい、そんな
バランスを取りながらの値付けが進行中です。


あと、どうやらMacのClassic環境で見ると、サンプルのリストが画面上でずれちゃう
みたいです。これは、たぶん改行して作った空白部分が、Macではかなり小さい
サイズに認識されているからなんじゃないかと。
サイトのレイアウトの種類が少ないので、今の並べ方だとどうしてもそうなって
しまうようです。かといって縦一列ではあまりに長くなっちゃうので……。

う~ん、Macの方には申しわけないんですが、当面この状態でスターさせて
いただきます。いずれまた改善策を見つけていきたいと思います。
まずはスタートすることが大事なので。


そんな感じで難題山積みですが、なんとか近日中にオープン目指してます!!

2010年9月2日木曜日

鶴亀堂オープン準備

こんにちは。
鶴亀堂店主、Tsurumixことつるみとしゆきです。

初ブログになります。
とりあえずgoogle内のテンプレートを借りて、軽い気持ちではじめたいと思います。
デザインやいろいろな設定についても、まだまだ右も左もわからない状態。
ま、そのうち慣れるでしょう。

ということで、作品倉庫兼、バーチャル店舗の『鶴亀堂』がオープンに向けて
着々と工事中です。
まだちょっとだけ調整する必要があるのですが、もうすぐ!
(6月中開店予定だったのに、もうすぐと言い続けてはや2ヶ月……)

9月頭には必ずオープンします!!
オープンの際には、何卒よろしくお願いいたします。